みか神社

埼玉県児玉郡美里町広木1(Mapiongooglemap

みか神社境内

埼玉県美里町広木に鎮座する式内社・みか神社。御朱印拝受は平成20年で、何度もサイトにアップしようかと考えたのですが、社号の表示(表記ではなく表示)をどうしようかと迷ったためです。

みか神社社号標

1文字目の「瓺」は変換できますが、2文字目(菱+玉)は変換できません。それどころか一般的な漢和辞典はもちろんのこと、『諸橋大漢和辞典』にも載っていません(確認しました)。この神社の社号にしか用いられない文字なのだそうです。

社名の「みか」は酒を造る大きな甕(みか、かめ)のこととされ、元は御神宝とされていたと思われる土師器の甕が4個伝わっているそうです。

みか神社参道

国道254号線広木交差点を少し児玉町方向に進むと、みか神社の参道入り口と社号標があります。

みか神社松尾芭蕉句碑

参道入り口にある芭蕉の句碑。

みか神社鳥居

鳥居。

みか神社神楽殿

神楽殿。

みか神社摂末社

摂末社。

みか神社石祠

石祠。

みか神社拝殿

拝殿。

みか神社本殿

本殿。なかなか豪壮な印象の社殿です。

最初の参拝は平成20年の3月。神社の参道脇にある宮司さんのお宅に伺ったところ、宮司さんの奥さんになるのか、お母さんになるのか、年配の女性がいらっしゃいました。しかし、近所で不幸があり、これからお通夜に行かなければならないとのことで、残念ながら御朱印はいただけませんでした。

2度目の参拝は同じ年の8月。ちょうど畑から帰ってきたところとのことでした。参道をはさんで反対側にある社務所に移動すると、奥から御朱印と社号のスタンプを持ってきて、自分で押してくださいとのことでした。

話好きの方で、神社のこと(特に社号の文字のこと)など、いろいろ話してくださいました。この神社の社号にしか使われない文字ということで、大学の先生がきたこともあるとか。

みか神社の御朱印

みか神社の御朱印

みか神社の御朱印。朱印は雲に「みか神社神璽」。左に宮司さんの名前が入っていますが、モザイク処理をしてあります。たぶん、先代の宮司さんのお名前ではないかと思います。

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みか神社の概要

みか神社
正式名称:瓺〈菱+玉〉神社
御祭神:櫛御気野命、櫛瓺か玉命 /合祀:大山咋命、宇賀能御魂命、天宇受女命、佐田比古命、迦具土命、須佐之男命
創建年代:不詳
鎮座地:埼玉県児玉郡美里町広木1
社格等:式内社、旧県社

【由緒】
みか神社の創建については不詳ですが、延喜式神名帳所載の武蔵国那珂郡・みか神社(『日本歴史地名大系 埼玉県の地名』によれば「ミカノ」あるいは「ミカノイノ」)に比定されています。

那珂郡の総鎮守で、享保8年(1823)正一位を授けられました。現在の社殿は宝暦13年(1763)の造営です。なお、那珂郡は現在の児玉郡美里町と本庄市児玉町秋山・小平地区に相当します。明治37年(1904)県社に昇格しました。

例祭は4月13日と10月15日です。かつては秋の例大祭に新米で濁酒を2瓶造って神前に奉納し、一つは翌年春の祭礼で参拝者に分け与え、もう一つは秋の例祭で新しいものと交換していました。現在は清酒を用いるようになっていいます。

御祭神について、公式には櫛御気野命、櫛甕玉命(「甕」はみか神社の社号の字を使う)とされていますが、「延喜式神社の調査」によれば、大物主命や武甕槌命とする説もありました。

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