2017-02

御朱印考察

納経請取状から御朱印へ〔四天王寺〕

これまで何度も書いてきたように、御朱印の起源は六十六部廻国聖の納経請取状です。これは江戸時代の納経帳や六十六部の研究から明らかなのですが、残念なことにこれまで納経請取状の実物を見る機会がありませんでした。 ところが先日、国立東京博物館で行わ...
文政8年『神社仏閣順拝帳』

西国23番 勝尾寺〈文政8年〉

文政8年『神社仏閣順拝帳』 西国23番 応頂山 勝尾寺 摂津国島下郡粟生村(大阪府箕面市粟生間谷) 西国21番穴太寺を参拝した太郎助は、22番総持寺ではなく23番勝尾寺に向かっています。24番中山寺以西の寺は既に参拝し終えているため、勝尾寺...
御朱印拝受

大垣八幡神社

岐阜県大垣市西外側町1-1 大垣八幡神社(おおがきはちまんじんじゃ) 正式名称:八幡神社 御祭神: 応神天皇 神功皇后 比咩大神 /合祀:大山咋神 創建年代: 建武元年(1334) 例祭:5月13日・14日 社格等:旧県社
御朱印考察

御朱印の起源再考--なぜ納経の証明が必要だったのか?

御朱印は日本独自の文化で、世界的に見ても御朱印に類するものはないようです。 そして、御朱印の起源は六十六部廻国聖(六十六部)の納経請取状にあります。江戸時代に納経帳の形を取るようになり、それが西国や四国の巡礼者にも広がったのが現代の御朱印に...