京都市東山区祇園町北側625/八坂神社境内(Mapion/googlemap)
正月の帰省道中での御朱印拝受、最後の目的地は京都。京都在住の畏友・導師飼主への新年の挨拶を兼ねて、八坂神社の末社・美御前社(うつくしごぜんしゃ)の正月限定の御朱印拝受が目的です。
明石神社で御朱印をいただいた後、駅に戻って新快速で京都駅へ。新幹線は帰省ラッシュのピークでしたが、こちらは乗客こそ多いものの正月のお出かけという感じで、途中の入れ替わりもあり、大阪駅からは座席に座ることもできました。
そして到着した京都駅は大変な人ごみでした。ただでさえ人が多いうえに、ほとんどの人が大きな荷物を持っていますから、歩きづらいことこの上ありません。朝のラッシュの新宿駅より大変だろうと思いました。
京都はかなりの雪が降ったようで、街中にはまだまだ雪が残っていました。まずは友人宅に向かい、導師飼主夫妻とラガマフィンのクルシャ君の歓迎を受けました。白味噌仕立てのお雑煮をいただき、京都の正月を堪能。
一休みした後、今回の最終目的地である祇園社へ。奥様は体調が思わしくなく人混みは避けたいということでしたので、友人と二人で向かいました。
バスを降りて八坂神社のほうを見たところ、予想通り、大変な人出です。歩道が狭いぶん余計混雑している印象です。
道路を渡り、八坂神社の楼門へ。道路の反対側から見たほどの混雑ではないようで、少しホッとしました。
とはいえ、境内は大変な混雑。まあ、私は根っからのお祭り好きなので、こういう類いの人混みは嫌いではありません。
まずは御本社に参拝。
最近、東京の神社では(最近は他所にも浸透しつつあるようですが)、妙にきちんと行列を作って、横に余裕があるにもかかわらず、前の人の参拝が終わるのを待って、順序正しく参拝するという変な習慣ができつつあります。
配給の順番待ちでもあるまいし、本来、神社仏閣の参拝というのは、横のスペースを極力活かし、空いたところに次々人が入ってお参りして流れるように人が入れ替わるというのがあるべき姿です。合理的ですし。
しかし、こちらは昔ながらの次々入れ替わるスムーズなお参りの仕方です。さすが京都というか、ここ数年、東京の初詣の妙に堅苦しい行列参拝に辟易していたので、気持ちよく参拝できました。
そして、末社の美御前社へ。
行列ができています。ほとんど若い女性かカップルで、「コノオジサンタチ、ナニ?」というような目で見てくる女性もいます。近年の東京大神宮で感じるような居たたまれなさがあります。神社ガールや御朱印ガールは結構なことだと思うのですが、こういうときには理不尽さを感じます。
ようやく美御前社の前へ着きました。お行儀よく2列になって、前の人の参拝が終わるのを待っています。若い人ばかりだとこうなるんでしょうか? 横にスペースがあるのに。いやいや、前の人は待たずに横の空いたスペースで参拝するんですよと言いたいところですが、小心者なので長いものに巻かれました。それにしても、なんでこういう習慣ができたのでしょう。
社殿脇には「美容水」という御神水があります。身も心も美しくなるということです。
美御前社の御朱印は、臨時の授与所のほうでいただくようになっていました。御本社と美御前社のみの授与で、他の御朱印は向かいの授与所で、との掲示がありました。若い女性が多くて、中には「コノオジサン…」以下略。理不尽です。こちらは「若いのに奇特な趣味ですね」と言われながら、御朱印をいただいてきたのです。
八坂神社・美御前社の御朱印
せっかくなので、御本社の御朱印もいただきました。
八坂神社、御本社の御朱印。定番です。墨書は「祇園社」、朱印は神紋と「八坂神社」。
美御前社の御朱印。他の摂末社と同じく、上に「祇園社」、下に「美御前社」、墨書はありません。
美御前社の御朱印は1月1日から5日のみの授与だそうです(※追記:平成28年1月1日より通常授与されるようになったようです)。1月9・10日には北向蛭子社と大国主社の御朱印が授与されるそうですが、こちらは専用色紙のみとのこと。日程的に拝受は難しいのが残念です。
参拝後、夕暮れ近い祇園の街を散策しました。
さすがに人が多いですね。正月を京都で過ごすというのも悪くない選択だなあと思いました。人の少ない東京で御朱印拝受に励むのもいいですが。
脇道に入ると人通りも少なく、風情があります。表通りだけではなく、裏通りまできちんと整備されているところがさすが祇園というべきでしょうか。こういう街歩きも京都の魅力ですよね。
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八坂神社・美御前社の概要
八坂神社(やさか じんじゃ)
正式名称:八坂神社
御祭神:素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神
創建年代:斉明天皇2年(656)/貞観18年(876)
鎮座地:京都市東山区祇園町北側625(Mapion/googlemap)
社格等:二十二社、旧官幣大社、別表神社
http://www.yasaka-jinja.or.jp/
八坂神社末社 美御前社(うつくしごぜんしゃ)
御祭神:多岐理毘売命、多岐津比売命、市杵島比売命
創建年代:天正19年(1591)
鎮座地:京都市東山区祇園町北側625/八坂神社境内
【由緒】
御祭神は宗像三女神。天正19年(1591)に社殿が創建されました。御祭神が容姿端麗であったとの伝承から美容の神としての信仰が篤く、創建当初から女性の信仰によって造営されています。
平成24年、約100ぶりに社殿の修復が行われました。
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