四国66番 雲辺寺〈文政8年〉

文政8年『神社仏閣順拝帳』
四国66番 巨鼇山 千手院 雲辺寺
阿波国三好郡白地村(徳島県三好市池田町白地)

四国66番雲辺寺の納経

四国66番雲辺寺は標高約911m、四国八十八ヶ所中もっとも高いところにある札所です。

阿波と讃岐の境にそびえる雲辺寺山の山頂近く、阿波国側にはありますが、讃岐の霊場として数えられます。

寺伝によれば、延暦8年(789)弘法大師が16歳の時、善通寺の建築用材を求めてこの山に登り、霊山の趣に心を打たれて堂宇を建立したことを創建とします。

大同2年(807)唐より帰朝した大師は再びこの山に登り、秘密灌頂の法を修しました。さらに弘仁9年(818)嵯峨天皇の勅願により、本尊を刻み、仏舎利と毘廬遮那法印(仏足石)を山中に納めて七仏供養を行いました。

鎌倉時代には七堂伽藍も整えられました。四国各地から集まった僧侶が学問・修行に励み、「四国高野」とも称されました。最盛期には山内12坊、末寺8ヶ寺を擁したと伝えられます。

天正年間(1573~92)、雲辺寺に登拝した長曽我部元親は、旧知であった住職の俊崇坊に四国制覇の夢を語りましたが、「あなたは土佐一国の主の器であって、それが四国の主になろうというのは茶釜の蓋で水桶の蓋をしようとするようなものだ」と戒められたといいます。

江戸時代には阿波藩主・蜂須賀家の香華院として庇護を受けていました。

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雲辺寺の納経

四国66番雲辺寺の納経

『順拝帳』を見ると、墨書部分は版木押しで、右から順に

「奉納経」
「キリーク(千手観音の種字)」「本尊千手観音」
「阿波国」「雲辺寺」
「酉四月七日」

中央の朱印は火炎宝珠に千手観音の種字「キリーク」、不動明王の種字「カーン」、毘沙門天の種字「ベイ」。右上は「六十六番」。左下は印影が不明確で判読しづらいのですが、「雲辺■■」のようです。

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雲辺寺の概要

巨鼇山 千手院 雲辺寺(うんぺんじ)
現名称:巨鼇山 千手院 雲辺寺
御本尊:千手観世音菩薩
創建年代:延暦8年(789)
開基:弘法大師
所在地:阿波国三好郡白地村(徳島県三好市池田町白地)
宗派等:真言宗御室派

文政8年『神社仏閣順拝帳』
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