四国14番 常楽寺〈文政8年〉

文政8年『神社仏閣順拝帳』
四国14番 盛寿山 延命院 常楽寺
阿波国名東郡延命村(徳島県徳島市国府町延命)

四国14番常楽寺の納経

四国7日目は14番常楽寺から。四国霊場で唯一、弥勒菩薩を本尊とします。境内は自然の大岩盤が露出しており、あたかも水が急流を流れているかのような形状から「流水岩の庭」として知られています。

寺伝によれば、弘仁6年(815)弘法大師が当地で一七日(7日間)の修法をしているとき、多くの菩薩を従えた弥勒菩薩の姿を感得しました。その姿を近くにあった霊木で刻み、一宇を建立して祀ったのが当寺の開創とされます。

その後、大師の甥で高弟の真然僧正が金堂を建立、さらに高野山を再興したことで知られる祈親上人が講堂や三重塔、仁王門などを造営して七堂伽藍の大寺院となりました。

しかし、天正年間(1573~92)長曽我部の兵火により焼失してしまい、万治2年(1659)徳島藩主・蜂須賀光隆により再興されました。焼失前は山上にありましたが、山下に寺が再建されたと伝えられます。

文化12年(1815)に山上への移転・建て替えを願い出、同15年(1818、文政元年)山上の現在地への移転が実現しています。太郎助の参拝の7年前になります。

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常楽寺の納経

四国14番常楽寺の納経

『順拝帳』を見ると、墨書部分は版木押しで、右から順に

「奉納経」
「本尊弥勒菩薩」
「阿陽盛壽山」「常楽寺」
「酉三月十六日」

中央の朱印は円の中に梵字が七文字、現在のものと同じ構成のようですが、意味は分かりません。右上の印は「四国第十四番」のようです。左下の印は判読できません。

常楽寺の概要

盛寿山 延命院 常楽寺(じょうらくじ)
現名称:盛寿山 延命院 常楽寺
御本尊:弥勒菩薩
創建年代:弘仁6年(815)
開山:弘法大師
所在地:阿波国名東郡延命村(徳島県徳島市国府町延命)
宗派等:高野山真言宗

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