長野県長野市西長野213(Mapion/googlemap)
善光寺七社のうち、妻科・湯福・武井の善光寺三鎮守はいずれも諏訪系統の神社ですが、善光寺七社の一つである加茂神社は京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)を勧請した神社とされています。因みに、残る3社のうち木留神社・柳原神社は諏訪系、美和神社は大和の大神神社と同じく大物主命を祀っています。
午前中の参拝でしたが、境内では氏子の方々が祭礼の準備をしているようでした。
社前風景。地元のテレビでしょうか、撮影の方もいました。
鳥居。
境内には太い欅の木が立っています。
仮設の神楽殿を組み立てていました。こういう雰囲気の中で参拝すると、「どこの物好きな人だろう」というような目で興味深そうに見てくる人がいるものですが、ここも例外ではありませんでした。慣れましたけど。気持ちもわかりますし、悪い感じではないですし。
今回は事前に御朱印に関する情報を確認していたので特に話もしませんでしたが、情報がない場合、氏子さんが集まっているのは願ってもない情報収集のチャンスです。だいたい好意的な対応をしてくれますしね。考えてみれば、積極的に地域の行事でお世話や手伝いをしている人たちなのですから、基本的にいい人たちの集まりということなのでしょう。
珍しい茅葺の拝殿。
本殿。
加茂神社の御朱印
御朱印は彌栄神社にていただきました。
加茂神社の御朱印。中央上の朱印は「産土神社御璽」、下は「宮司之印」。
宮司さんは彌栄神社のところに住んでいらっしゃるようなのですが、御由緒を見ると、もともとは加茂神社の社家のようです。もしかすると本務社はこちらになるのかもしれませんが、未確認です。
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加茂神社の概要
加茂神社(かもじんじゃ)
正式名称:加茂神社
御祭神:玉依姫命
創建年代:不詳、一説に天安2年(858)
鎮座地:長野県長野市西長野213
社格等:旧村社
【由緒】
腰村(西長野の旧称)の鎮守。伝承によれば、善光寺如来をこの地にお遷しした際、如来を乗せた輿を担いだ人たちが当地に居住し、加茂神を祀ったのが輿村(腰村)の草創とされます。
また、天安2年(858)善光寺大本願の23世宝林上人が京都より下向する際、守護神である賀茂御祖神社(下賀茂神社)の御分霊を当地に祀ったことを創始とするとも伝わります。大本願との関わりが深いことから、秋の例大祭には大本願上人が参拝します。
古くから疱瘡除けや安産の神として信仰を集め、江戸時代には松代藩から社領1石を寄進されていました。現在の神殿は慶応4年(1868)、本殿上屋は嘉永7年(1854)、拝殿は明治7年(1874)の建築。
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