明けましておめでとうございます。
旧年中は大変ありがとうございました。ブログを立ち上げて無事に一年が経過しました。これも愛読してくださる皆様のおかげと感謝しております。
ブログ開設から1年間は隔日更新を維持したいと考えていましたが、これも無事に達成することができました。12月から週2回更新にさせていただきましたが、当面はこれを維持したいと考えています。
それにしても、昨年の新年の挨拶では「無理をせず気長にやっていきたい」などと書いていたのですが、実際には少々無理がありまして、自由になる時間はほとんどブログに費やした一年でした。
要領がつかめてなかったのもあるのですが。それが可能だったのも恵まれていたということでしょうが、肝心の御朱印拝受に費やす時間が少なくなったのは本末転倒でした。
さて、御朱印ブームもかなり定着したようで、私が本格的に御朱印を集め始めた10年前は、かなり大きな神社や寺院でも御朱印拝受の人と一緒になることは滅多になかったのですが、最近はごく普通の光景になりました。
平成20年に京都の上御霊神社に参拝した際、宮司さんが「最近は御朱印がブームなのか、以前は月に2,3人来るぐらいだったのが、最近はほぼ毎日来るようになった」と言っていましたが、それから8年、今はどんな感じなのでしょうか。
まあ、ブームというのはいつまでも続くものではありませんが、御朱印に関しては、ブームが終わってもそれ以前の状態には戻らず、一定の規模を維持するだろうと考えています。
というのは、御朱印は単体で存在するものではなく、神社や寺院と不可分であり、そこには歴史や伝統、信仰、あるいは観光の対象としての文化財といった要素が関わっていますから、別に御朱印を主目的としていなくても、例えば観光で神社仏閣を訪れたとき、せっかくだからついでに御朱印を、という需要はなくなることがないと思われるからです。
年齢・性別・国籍・宗教など一切問わず、義務も強制もなく、全貌がわからない上に状況が変化するために終わりがない、これほど面白い趣味はないだろうと思うわけです。何より宗教行為でありながら、特定の宗教を強制されないというところが素晴らしい。
無論、御朱印をいただく以上、きちんとお参りするのは当然のことですが(そもそも参拝の証明なのですから)、それは信仰の問題ではなく人としての礼儀の問題だろうと思うわけです。
とりとめなくなりましたが、何はともあれ、昨年はブログに追われた一年だったので、今年はもう少し御朱印拝受に費やす時間を取りたいものだと思っています。
また、ブログに関しては、御朱印ブームの影響で御朱印関連のブログも相当増えましたので、そういったところとは無理に張り合わずに、毛色の変わった御朱印ブログとして地道に活動していこうと思います。
そういったことで、本年もよろしくお願いいたします。また、皆様にとってこの一年が良き年となりますようお祈りいたします。
コメント
こんにちは。
猿の飾り、いいですね。
ちなみに、どこの寺社ですか?
ちょっと気になったもので。
たけのしん様
コメントありがとうございます。
この猿は滋賀県大津市の日吉大社、西本宮楼門の棟持猿です。
http://hiyoshitaisha.jp/sarutoshi/
楼門の軒下四隅に山王権現のお使いである神猿が配されています。
はじめまして
明けましておめでとうございます。
私は台湾から来た留学生です。
実は只今御朱印ガールをテーマに修士論文を書いています。
(恥ずかしいですが、テーマは近現代日本における宗教意識ー御朱印ガールを中心にー)
最近は資料の収集に悩んでいます(なかなか難しくて)
そして、偶然このブログを拝見しました。とても助かりました。
自分も朱印(寺印)を集めています。これからも続きます。
失礼ですが、もしなにか質問等がありましたら、メールやコメントさせても大丈夫ですか?
もし日本語が変でしたら、許してください。
ジャジャ様
はじめまして。コメントありがとうございます。
たしかに御朱印は面白いテーマですが、これまで学問の対象とはされてこなかったので、
資料の収集は難しいかもしれないですね。
質問の件、了解しました。大丈夫です。
メールでしたら
info@ko-kon.net
へお願いします。
また、コメントは掲示板
http://kokon-goshuin.bbs.fc2.com/
にいただければ、私だけでなく、閲覧者の方からも回答やアドバイスを
お願いできるかもしれませんので、活用していただければ幸いです。
充実した論文の完成をお祈りします。加油!