愛知県一宮市大和町於保字郷中2311(Mapion/googlemap)
大神社(おおの じんじゃ)
正式名称:大神社
御祭神:神八井耳命
創建年代:不詳
例祭:10月20日
社格等:式内社(名神大)、旧村社
【御由緒】
創建年代は不詳。御祭神の神八井耳命は神武天皇の皇子で多(おお)氏らの祖、当地に移住した多氏の人々が祖神を祀ったことを創祀とすると考えられています。
六国史には「多天神」「多名神」の名で記載され、仁寿3年(853)6月名神に預かり、同年7月に従五位上を奉授、元慶元年(877)に正五位上に進んでいます。永徳元年(1381)には従一位に昇叙しました。延喜式には「太神社」と記され、名神大社に列しています。
江戸時代には天王社と称されていました。
大神社の御朱印
御朱印は宮司さんのお宅でにて。
大神社の御朱印。中央の朱印は「大神社」。
参拝は午前中の比較的早い時間で、幸い宮司さんはいらっしゃったのですが、十数社を兼務しているということで大変忙しく、その日も兼務社の例祭で出かけるということでした。
大神社の参拝記
名鉄島氏永駅そばに鎮座する大神社はそれほど大きな神社ではありませんが、延喜式神名帳に名神大社として記載されている由緒ある古社です。
『平成「祭」データ』等で確認すると、大神社は「おおのじんじゃ」と読むのが正しいようです。
尾張国の一宮は一宮市の旧国幣中社・真清田神社ですが、同市内の大神神社(式内名神大社)も一宮を称しています。大神神社は大神社の宮司さんが兼務しており、御朱印もそちらでいただくことになります。つまり、大神社では式内名神大社の御朱印が2ヶ所分いただけるというわけです。
島氏永駅から西に300mほど行くと、大神社の参道の半ばあたりに出ます。
いったん参道の入り口まで南下しました。県道と住宅地に挟まれ、社殿から南に延びる参道に沿った南北に細長い境内です。
参道入り口の社号標と鳥居。
蕃塀と拝殿。蕃塀-拝殿-祭文殿-本殿が一直線上に並ぶ典型的な尾張造の社殿です。
祭文殿。
神明社。御祭神は天照皇大御神。
大明神社。御祭神は天児屋根命。
本殿と渡殿。
御朱印は宮司さんのお宅でいただきました。宮司さんからいろいろお話を伺う中で、御朱印拝受に来る人には一宮巡拝で大神神社の御朱印のみ頂きに来る人が多いのかなという印象を受けました。それはちょっと大神社の宮司さんに対して失礼ではないかと。
私は当然、大神社の御朱印もいただく予定でしたが、話の流れの中で兼務社の式内社の御朱印がないか伺ったところ、稲沢市子生和町の川曲神社の御朱印も出してきてくれました。そして川曲神社までの道順を教えていただいたうえ、神馬が立派なのでぜひ見ていくようにと勧められました。
ということで予定を変更、大神神社に向かう前に川曲神社に参拝することにしました。
コメント
はじめまして!
こちらの神社、確か5カ所の御朱印がいただけると思います。
大神神社(一宮市)・大神社(一宮市)・川曲神社(稲沢市)・西御堂津島神社(一宮市)・稲葉神社(稲沢市)の5カ所だったかと。
アルマ様
情報ありがとうございました。5社頂けるんですね。
今後ともよろしくお願いします。