浦安三社祭の御朱印

清瀧神社 千葉県浦安市堀江4-1-5 [Mapion|googlemap]
豊受神社 千葉県浦安市猫実3-13-1 [Mapion|googlemap]
稲荷神社 千葉県浦安市当代島3-11-1 [Mapion|googlemap]

浦安三社祭

4年に一度行われる浦安三社例大祭の御朱印をいただきました。

浦安は戦後の埋立で市域を拡大してきました。それ以前からあった堀江・猫実〔ねこざね〕・当代島〔とうだいじま〕を元町と呼び、それぞれの鎮守である清瀧神社・豊受神社・稲荷神社を浦安三社と称します。

清瀧神社(せいりゅうじんじゃ)
正式名称:清瀧神社
御祭神:大綿積命
創建年代:建久4年(1196)
例祭:6月15日
社格等:
http://members3.jcom.home.ne.jp/seiryuujinnjya/(※リンク切れ)

豊受神社(とようけじんじゃ)
正式名称:豊受神社
御祭神:豊受姫大神
創建年代:保元2年(1157)
例祭:6月15日
社格等:

稲荷神社(いなりじんじゃ)
正式名称:稲荷神社
御祭神:豊受大神
創建年代:元禄2年(1689)
例祭:6月15日
社格等:無格社

浦安三社 浦安三社例大祭の御朱印

清瀧神社の御朱印

清瀧神社の御朱印。大祭期間は書き置きのみの対応とのこと。

豊受神社の御朱印

豊受神社の御朱印。

稲荷神社の御朱印

稲荷神社の御朱印。

房総の神輿―上総・下総・安房篇房総の神輿―上総・下総・安房篇

浦安三社祭の参拝記

浦安三社と呼ばれる堀江の清瀧神社、猫実の豊受神社、当代島の稲荷神社の例祭はもともと10月に行われていたようです。これとは別に数年に一度、臨時大祭が行われていました。大正の頃、臨時大祭に神輿が登場して次第に盛大になり、10月の例祭は規模が小さくなっていきました。そして浦安の祭りというと6月の大祭(現在の浦安三社祭)を指すようになったそうです。

当時は暴れ神輿、喧嘩神輿として有名だったそうですが、あまりにも祭りが荒れたため、昭和36年をもって中止されることになりました。

昭和49年、13年ぶりに祭りが復活。各町会などからも神輿が出るようになり、もっとも多い時には100基を超える神輿が参加したそうです(現在は80基程度)。平成12年には名称を臨時例大祭から浦安三社祭に改め、4年に1度盛大に行われています。

東京メトロ東西線の浦安駅から最初の目的地である清瀧神社に向かうと、すでに多くの神輿が集まっていました。

渡御行列

浦安の神輿は非常に独特で、いかにも漁師町らしい伝統を残しています。

まずかけ声が「わっしょい」とか「セイヤー」とかではなく、「まえだー! まえだー!」と言います。かつて喧嘩神輿として大暴れしていた時代、なかなか前に進まなかったために「前だ! 前だ!」というようになったというのが有力な説のようです。

もう一つは「地すり」という独特の担ぎ方で、清瀧神社の前で披露しているのを見ることができました。

「地すり」というのは鳳凰が舞い降りて畑でついばみ、再び飛び立つ姿を現しているそうで、「摺り」「揉み」「差し」「放り」の四つからなります。

摺り

「摺り」というのは神輿を地面すれすれまで下ろし、「回れ、回れ」のかけ声をかけながら、揺らさずにその場で一回転します。担ぎ棒の下に指を差し込むと怪我をするため、上からつまむように持つそうです。

「揉み」は神輿を腰の高さまで上げ、上下に激しく揺らしながら一回転します。ただ、私が見た時は「揉み」がありませんでした。清瀧神社は海の神様を祀るため、大波を連想させる「揉み」は省略するのだそうです。

「差し」は神輿を頭上に差し上げ、揺らさずにその場で一回転します。

差し

「放り」は「差し」を終えた後、担ぎ棒を三度叩き、そのまま三度放り上げるというものです。

いかにも漁師町らしい、見た目の威勢の良さではなく、本当の力自慢を目的とした担ぎ方です。

動画がありました。

私は山車の祭りで育ったため、神輿の祭りのおもしろさというのは今ひとつピンとこないのですが、これはおもしろいと思いました。銚子のお祭りを見た時も思いましたが、漁師町の神輿というのはなかなかおもしろいです。

シンデレラ城の子ども神輿

大小の神輿が通過していく中にはシンデレラ城の子ども神輿もありました。さすがディズニーランドのお膝元です。

清瀧神社

清瀧神社。本殿は安政2年(1855)の建築で見事な彫刻が施されており、市の文化財に指定されているそうです。

続いて猫実の豊受神社へ。途中、神輿や山車を見かけました。さすが80基もあると遭遇率が高くなります。

豊受神社

豊受神社。宮神輿はすでに神社を出ていましたが、お参りの人が大勢いました。

大幟

巨大な幟が印象的でした。

豊受神社で御朱印をいただき、当代島の稲荷神社へと向かいます。

子ども神輿

途中で「地すり」をしている子ども神輿を見かけました。お祭りのエリート教育というのでしょうか。なかなか見事に決めていました。

稲荷神社

稲荷神社。すでに神輿は渡御に出発した後でしたが、参拝の人は絶えません。こちらでは、御朱印をいただきに来た人を数人見かけました。

神輿がたくさん出る祭りというイメージしかなかった浦安三社祭ですが、なかなかどうして、御朱印を抜きにしても見に行く値打ちのあるお祭りでした。

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